まんがの。

少女漫画家になりたかった筆者による、お薦めできる漫画のレビューブログ

ラブ☆コン(全17巻) 中原アヤ先生

まずはここから始めようかな。
こんにちは、ayumpです。
早速表題の件からいってみましょ!

ラブ☆コンって神漫画だと思う

はい、言い過ぎました。
しかしわたしは、ラブ☆コンがキッカケで「りぼん」から「別冊マーガレット」に乗り換えました。
(年齢的なものもあったけどね)
それくらい、惹き込まれる作品でした。

何がすごいのかと言うと、
方言モノで長期連載をできたという点。
舞台は大阪で、主人公・小泉リサを含め、
登場人物は全員コテコテの関西弁を話します。
やっぱり標準語の漫画が多い中、
差別化ははかれるものの、浸透はしないことが多いと思うのです。
キャラクターが生き生きしていて、
そこも読んでて楽しいと思える要因です。

そもそもラブ☆コンって?

ラブリーコンプレックス、略して『ラブ☆コン』。
略したものが正式名称です。
中原先生的には「何でも略する時代だから」だそうです。

主人公・小泉リサは身長172cmの長身少女。
対してヒーロー・大谷敦士は156.2cm。
凸凹コンビとして話がスタートする王道ラブコメ漫画です。
王道コメディです。
大事なことなので2度言いました。
つまりはラブも少しあるコメディです。

大阪という舞台を生かして、
関西弁でのおもしろい掛け合いが魅力です。

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ラブ☆コンの魅力&not魅力

○何と言っても大谷がカッコイイ
ヒーローはカッコイイもの!わかります。
じゃないと少女漫画なんて読みません!!!

でも大谷は背が高くありません。
いわゆるチビです。
ヒロインの方が背が高いので、
見た目的にカッコよくなりません。
イケメン設定てもありません。

が、しかし!
やっぱり少女漫画、普段はアホキャラのくせに、
キメるところはキメる男です。
シャイボーイのくせに、
たまに頑張ってくれたりします。
いいよね、そういうの!

○オシャレって素敵
中原アヤ先生の描く作品の登場人物は
ほぼみんなオシャレで洋服に凝っています。
やっぱり細部まで描き込まれた方が
画面が白っぽくならないし、
メリハリがつくのでおもしろいです。

でもそうやって描くの大変なんだよー。
さすがだよ、中原先生。

×画面構成は単調気味
奇抜なコマ割りが良いと言ってるわけではありません。
むしろ読みやすい方が良いと思います。
でも、長年描かれている先生に多いのですが、
どうしても守りのコマ割りをしてしまうと言いますか、
ワンパターンな画面構成になりがちです。

でも一コマ一コマは充実してますし、
キャラクターも精一杯動いてくれてるので、
単調さはほとんど気にならない!はず!!

×ラスト手前の詰め込み感
もうね、ラストの方の無理やり感がもったいなかったです!
途中まで、というか、ほぼ最後まで、
思ったよりも失速せずに連載されてました。
やっぱり主人公の恋が実ったら失速しがちですからね。
そこは全くなかったですよね。
本当にすごいと思いました。
周りのキャラクターに話をふってもブレず、
そのまま完走出来るだろうと思ってました。

なんであーなってしまったんだろう。
大人の事情なのかな(笑)

でも全般的に、とてもおもしろいです!
連載終了後の短編や番外編もさすがの出来です。
だから、惜しかったなぁと思います。

ラブ★コンTWO (マーガレットコミックス)

ラブ★コンTWO (マーガレットコミックス)


実写映画とアニメ化

まだ漫画を実写化することが定番ではなかった頃でした。
でも『のだめカンタービレ』や『花より男子』がブレイクしたので、
それに続けという風潮がありました。

ラブ☆コン』も煽られた漫画のひとつだと思います。

正直、流行ったという印象はありません。
もう数年あとに放映していたら、
また違ったのかもしれないと思います。

けれど漫画家にとって、
アニメ化や実写化のお話は、それだけ評価されているということなので、
とても喜ばしい出来事だと思います。
そういった面では、とっても良かったと思います。

まとめ。

関西弁でテンポよくコミカルで、
ノリが良くておもしろいラブコメが読みたくなったら、ぜひ!の作品。
重いストーリーは全然ないので、
気楽に読めるところもオススメポイントです!

大谷のヘタレイケメンに、癒されてください。

ラブ・コン全17巻 完結セット (マーガレットコミックス)

ラブ・コン全17巻 完結セット (マーガレットコミックス)



ayumpでした!

はじめに。ayumpとこのブログについて。

「漫画は日本の文化です。」
なんてそんな難しいことはわかりません(笑)

でも、漫画はこのブログの筆者ayumpにとって、
人生の1ピースであることに間違いありません。
元気を貰ったり、解決のヒントを貰ったり、
感情を揺さぶられたり、
なくてはならないものです。

わたしが漫画な出会ったのは、
小学1年生の頃でした。
少女漫画「りぼん」の付録目当てで
親に購入してもらっていました。
(なので今でも少女集英社びいきです笑)

当時りぼんには『赤ずきんチャチャ』が連載していました。
・・その辺りで年齢を察してくださいw

当然のように絵を描くことが好きになり、
少女漫画家になりたいと思ったのは小学5年生。
しかし結局、これまでに投稿したのは1度だけです。
投稿したのは「別冊マーガレット(別マ)」でした。

結果はお察し(笑)

わたしは、漫画を描くのは才能ではないと思っています。
今でも多少なりとは描けると思います。
でも、漫画を描くのは努力が必要です。
わたしは、コツコツ続けることが大の苦手でした。
だからと言って、簡単には諦められません。
スクリーントーンも原稿用紙も、
Gペン丸ペンもまだ、捨てられません。

・・間違えた、閑話休題

とにかく、わたしは漫画が好きです!
これまで、主には少女漫画ですが、沢山読みました。
まだまだ足りませんが、読んできました。
自分の作品で誰かを勇気づけるといった夢は叶いそうもないですが、
わたしが今まで出会ってきた中でお薦めできる作品を、
解説をまじえたレビュー形式で紹介出来ればと思います。

酷評はしません。
基本的に甘めです。
でもきちんと評価はします。
多少のネタバレを含むと思いますが、
出来るだけ抑え目でいきます。

お薦めの紹介です。
沢山の漫画家さんが、様々な作品を描いてくれました。
感謝の気持ちを込めて、
沢山の方の心に残るよう、
楽しくレビューしていきたいと思います。


ayump*