まんがの。

少女漫画家になりたかった筆者による、お薦めできる漫画のレビューブログ

黎明のアルカナ(全13巻) 藤間麗先生

こたつ大好きayumpです。
こたつにみかんが至高。
異論は認めません!!
…あ、でもアイスもいいよね。(もう認めてる)

冬は引きこもって漫画に限ります!(笑)

 

完全ファンタジーの才能

ayump的持論ですが、
ファンタジーって才能がないと描けないと思います。
何故なら、世界観から創り上げなくてはならないからです。
こんな世界があって、こんな生活をしてて、、
というような、文化をも組み立てなくてはなりません。
ayumpには無理でした(笑)
その点少年漫画は基本ファンタジーだからすごいと思います。
ワンピースとかナルトとかね。
服装も独特になるので、すごいなぁと思います。

 

元からファンタジー専門ではなかった

そんな才能発揮の藤間先生ですが、
初期の頃はフツーに現代が舞台のストーリーでした。
高校生とか幼なじみとか。
ayumpの印象としては突然ファンタジーにシフトした感じなんですけど、
もしかしたらはじめからファンタジーを描きたかったのかもしれません。
このへんは柱をもう少し読み込まなきゃですね!

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黎明のアルカナの魅力&not魅力

○設定がわかりやすい

 ファンタジーは凝れば凝るほど
ストーリーが広がるんですが、
わかりにくくなったり解説セリフが増えたりするので
入り込めなくなったりします。
ですがこの作品は

  • 黒髪は王族の生まれ
  • 亜人が存在し、差別対象となっている
  • 主人公は王族だが「赤髪」なので蔑まれている
  • 「アルカナ」という超能力が存在する

というとてもシンプルな設定でした。
なのでファンタジーとして抵抗がある方もすんなり理解しやすいです。
きちんと伏線も回収してラストを迎えますし
簡単なようで作り込まれている点も魅力です。

 

○絵、とくに瞳がきれい

人物画の最も重要な部分である「瞳」
むちゃくちゃ印象的に書くのが藤間先生です。
全体的に少女漫画らしい
細い主線で読みやすいのですが、
これほどまでにうっとりするような絵は素敵だと思います。
まぁ、瞳はストーリーに大いに関係あるキーワードなので、
そういう意味でも色んな想いを込めて描いてくれたのかもしれません。

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人物だけでなく、背景や服装も描き込まれているので
読みにくさはほとんどないと思います。

 

×動きが固い

線は細い。絵もキレイ。
でもしなやかじゃないのが惜しい!!
アクションも多少入ってるお話なのですが、
立ち振る舞いがぎこちないです。
そこだけじゃなくて普段の動作も固いんですよね。
ただ、1枚絵はとっても素敵です!
バランスがたまに不安定なので、動きに違和感が生じています。
それで完成してるっていうのもわかりますが、もう少し改善の余地があると思います。

 

衝撃のラスト…!

ネタバレになるので言えません!
でも!いや予想ついてた方もたくさんいるようなんですが!
そうなるとは…!!
ってayumpはなりました(笑)
一言言えるのは、ayumpはハッピーエンドのストーリーが好きです!!!
あとは読んでみて、感想を聞かせてください。。

 

まとめ。

ファンタジー初心者でも読みやすい少女漫画です。
絵柄も可愛らしく、背景も衣装も凝っているので
異世界に入り込めます。
コスプレや舞台などもしやすい漫画だと思います!
たまにあるラブがニヤニヤしちゃいます(笑)
最近の漫画の中ではかなり純粋なお話なので
物足りない方もいると思いますが
ayumpはそこも評価します!
初々しい彼らの世界を楽しんでください。

 

 

ayumpでした!